人生リセットボタン
ReLIFEっていうアニメがありまして、ニートの主人公を更生させる為に、すんごいお薬によって肉体を過去に遡らせる事で、たくさんのことを感じさせる。といったストーリーのお話なのですがね。
それを見て思ったんですよ。
人間生きるのって簡単じゃないし、ニートと言われる人や、救済困難な人々。一人一人は誰も堕落した生活や、混沌とした世界を歩く事をはじめから望んでいた訳では無い。居心地のいい世界に飲み込まれるとしても、はじめからそこが居心地が良くて、何時までも温室のように自らを守り包んでくれるとは限らない。
1度堕落した人間への風当たりは強く、もう元に戻れないような錯覚に陥る。
それが本当に錯覚なのかも、その感覚が本当なのかもわからない。
感じた孤独は本当かも知れないし、さみしさが呼んだバイアスかもしれない。
どんなに努力しても拭えないものがあって、いつまでもその記憶と悲しみはことあるごとに古傷となって痛む。
そうやって大人になる毎に、日々を生きる度に、少しずつ出来た擦り傷の数が増えていく。
歩けないほど辛くなる頃には、傷も数え切れなくなる。
私は人よりも強くなんてないから、たくさんのトラウマがある。
経験は他人事のように話せるけれど、一人きりで自分の未来の事を考えようとすると、涙が止まらなくなる。
たくさんの事を一人ぼっちで乗り越えて、多くの時間を、ひとりきりで歩いてきたはずなのに、まだ乗り越えられない確執や、未練、憎しみが私の中に存在している。
学生時代殻に閉じこもったときから、隠すのがうまくなった。
殻に閉じこもった理由は解決されないまま。今でもその打ち破った殻の破片はあしにつきささったまま。
頑張ろう頑張ろう。ももう疲れてきちゃったよ。
まいったね。がんばろ